“きく”と言うドイツ語を集めてみました。
hören(ホーレン)
zuhören(ツーホーレン)
fragen(フラーゲン)
gehorchen(ゲホールヒェン)
anhören(アンホーレン)
ausfragen(アウスフラーゲン)
befolgen(ベフォールゲン)
befragen(ベフラーゲン)
bitten(ビッテ)
horchen(ホールヒェン)
lauschen(ラウスヒェン)
erkundigen(エアクンディゲン)
nachfragen(ナッハフラーゲン)
stellen(シュテッレン)
vernehmen(フェアネーメン)
などなど・・・・
シチュエーションにより使う単語が変わってくるのです。
『音楽を聴く』など、よく耳を傾けて注意深く傾聴するときに使うドイツ語は、
zuhören
anhören
horchen
などがよく使われています。
『話を聞く』『何かの音を聞く』『講義を聞く』など、一般的な”聞く”は、
hören
vernehmen
そして、『親の言うことを聞く・聞かない』や『忠告を聞く』などは、
(un)gehorsam
(un)folgssam
『耳を澄まして』何かを聞くときには
lauschen
『誰かに聞いてみるね』と言うような問い合わせの聞くは
nachfragen
『お願いを聞いて』の聞くは
bitten
などを使い表現します。
では早速どんなふうに使われているのかを見ていきましょう。
息子は反抗期で全く親の言うことを聞かない。
wegen der Trotzphase folgt mein Sohn überhaupt nicht.
(ヴェーゲン デア トロッツプファーゼ フォルグトゥ マイン ゾン ウーバーハウプト ニヒトゥ)
*folgenを使い表現します。folgenは『従う・ついて行く』と言う意味を持った単語ですので、この場合だと、『folgt・・・nichtで”従わない”』となります。
*Trotzphase・・・反抗期
なんか変な音が聞こえたけど・・・何???
Ich habe etwas komische Tone gehört...was ist??
(イッヒ ハーベ エトワス コミッシェ トーネ ゲホールトゥ・・・ヴァス? イストゥ)
昨日聴いたコンサートは最高だった。
Es war sehr tolle Konzert,was ich gestern zugehört habe.
(エス ヴァー ゼア トーレ コンツェールト、ヴァス イッヒ ツーゲホールトゥ ハーベ)
(友人から)聞いたんだけど、仕事変えたんだって?
Ich habe gehört von mein Freund.hast du Job wechseln?
(イッヒ ハーベ ゲホールトゥ フォン マイン フロインド。ハストゥ ドゥ ジョブ ヴェクセルン?)
神様はどんな人の祈りを聞かれますか?(神は誰の祈りを聞くか?)
Wem hört Gott zu?
(ヴェム ホールトゥ ゴット ツゥ?)
その知らせを聞いて私はとても嬉しい。
Ich bin sehr froh,die Nachricht zu hören.
(イッヒ ビン ゼア フロー ディ ナッハリヒトゥ ツゥ ホーレン)
私の言うことを聞いて下さいね。
Hör zu,was ich sage.
(ホール ツー ヴァス イッヒ ザーゲ)
私はクラシックよりジャズを聴く方が好きだ。
Ich höre lieber Jazz als Klassiche Musik.
(イッヒ ホーレ リーバー ジャズ アルス クラシッシェ ムジーク)
そんなこと聞いたことがないよ。
So was habe ich nie gehört.
(ゾー ヴァス ハーベ イッヒ ニー ゲホールトゥ)
彼は父の言うことをよく聞く。
Er ist seinem Vater gehorsam.
(エア イストゥ ザイネム ファーター ゲホールザム)
*gehorsam.・・・”従う” ”従順な” ”忠実な” ”素直な” ”聞き分けのいい”
彼はおとなしい子だ。(聞き分けのいい子だ。)
Er ist ein gehorsames Kind.
(エア イストゥ アイン ゲホールザメス キントゥ)
日本語の”きく”は非常に便利ですね。『音楽を聴いた』『噂を聞いた』『言うことをよく聞く』も、発音はみんな同じで”きく(kiku)”ですが、ドイツ語になると単語自体が違うので一つ一つのバリエーションを覚えていかないといけないのです。
ちなみにドイツでは、 gehorsames Kind.(聞き分けのいい子)と言う表現はあまり聞きません。
”いい子”はbravと言う単語を使います。
Er ist sehr brav.(エア イストゥ ゼア ブラーフ)
gehorsames Kind.はどちらかと言うと、従順すぎて健康に育っていないと思われることが多いようです。
子供は元気いっぱいに遊んで、、泣いてわがままを言って、大人たちをちょっと困らせているくらいが健康に育っている証拠だと思う人が多いのです。
ドイツでは、いい子過ぎる子供というのは必ずしも良いことではないようです。
もしあなたが自分のお子さんに『Hör zu mir!!(私の言うことを言いて!!)(言うことを聞きなさ――い!!)』をよく連発しているのであれば、あなたの子育ては間違っていない証拠だそうです。
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