熟語は沢山ありますが、今回は特に重要なものを選びました。
再帰動詞なので、”sich”が必ずあります。
再帰動詞は3格の再帰代名詞をとるタイプと,
4格の再帰代名詞をとるタイプとがあります。
Ich ⇒ ★4格・・・mich ★3格・・・mir
du ⇒ ★4格・・・dich ★3格・・・dir
er/sie /es ⇒ ★4格・・・sich ★3格・・・sich
Wir ⇒ ★4格・・・uns ★3格・・・uns
ihr ⇒ ★4格・・・euch ★3格・・・euch
Sie/sie ⇒ ★4格・・・sich ★3格・・・sich
となります。まずはこれをインプットして下さい。
ちなみに再帰代名詞は人称代名詞とは異なります。
参考までに以下人称代名詞の変化。
Ich ⇒★4格・・・mich ★3格・・・mir
du ⇒★4格・・・dich ★3格・・・dir
er/sie /es ⇒★4格・・・ hin/sie/es ★3格・・・ihm/ihe/ihm
Wir ⇒★4格・・・uns ★3格・・・uns
ihr ⇒★4格・・・euch ★3格・・・euch
Sie/sie ⇒★4格・・・ Sie/sie ★3格・・・ Ihnen/ihnen
では以下重要:覚えておくべき熟語です。(読み方は動詞のみ書いておきます。)
前置詞を伴う場合
●sich über…ärgern(エルガン)『〜について怒る』
●sich bei (j3) für.... bedanken(べダンケン)『人に〜に対して感謝する』
●sich um …bemühen(ベムーエン)『〜を求めて尽力する』
●sich mit… beschäftigen /befassen(ベシェフティゲン/ベファッセン) 『〜に取り組む/従事する』
●sich über… beschweren(ベシュヴェーレン)『〜について苦情・文句を言う』
●sich für...entscheiden(エントシャイデン)『〜に決める』
●sich an…erinnrn(エリーネン)『〜を思い出す』
●sich auf…freuen(フロイエン)『〜を楽しみにする』
●sich über...freuen(フロイエン)『〜を喜ぶ』

freuenは前置詞 überと auf の両方と組み合わせることができますが、意味が違ってきます。
überの場合は『すでに起こった出来事』に対する喜びを表現するときに使い、
aufの場合は『未来の出来事』に対する喜びを表現するときに使います。
例えば、
彼女はその知らせに喜んでいる
Sie freut sich über eine gute Nachricht .
(ジー フロイト ジッヒ ウーバー アイネ グーテ ナッハリヒトゥ)
子供たちは休暇を楽しみにしている。
Die Kinder freuen sich schon auf die Ferien.
(ディー キンダー フロイエン ジッヒ ション アウフ ディー フェーリエン)
●sich vor fürchten(フルヒテン)『〜を怖がる』
●sich an… gewöhnen(ゲボーネン)『〜に慣れる』
●sich für …interessieren(インタレジーレン)『〜に興味・関心がある』
●sich um… kümmern(キュンメン)『〜の面倒を見る』
●sich auf den Weg machen(デン ヴェック マッヘン)『出発する』
●sich(bei j3 )melden(メルデン)『(人と)連絡を取る』
●sich nach...sehen(ゼーエン)『〜を憧れる』
●sich auf vorbereiten(フォアベライテン)『〜の準備をする・心構えをする』
●sich über...unterhalten(ウンターハルテン)『〜について(楽しんで)話し合う』
前置詞を伴わない場合
●sich(3)...ansehen(アンゼーエン)『〜をよく見る』
●sich(3)...leisten(ライステン)『思い切って〜を買う』
●sich(3)...merken(メルケン)『〜を覚えておく』
●sich(3)...überlegen(ウーバーレーゲン)『〜について熟考する』
●sich(3)...vorstellen(フォアシュテレン)『〜を思い浮かべる・想像する』

個人的によく使うものは、interessierenやmerkenやüberlegenなどです。
私は音楽に興味がある。
Ich interessiere mich für Musik.
(イッヒ インタレージーレ ミッヒ フュア ムジーク)
私はこのコートを買おうかと思う。
Ich interessiere mich für dieser Mantel.
(イッヒ インタレージーレ ミッヒ フュア ディーザー マンテル)
私は彼の電話番号を覚えていなかった。
Ich habe mir seine Telefonnummer nicht gemerkt.
(イッヒ ハーベ ミア ザイネ テレフォンヌーマー ニヒトゥ ゲメルクトゥ)
よく考えた結果、私は意見が変わった。
Ich habe es mir anders überlegt.
(イッヒ ハーベ エス ミア アンダース ウーバーレーグトッ)
もちろんこれ以外にも熟語表現は沢山ありますので、少しづつ言える表現を増やしていきましょうね。
語学は勉強し始めて数年で完璧に話せるようにはなりません。もちろん日常会話程度の簡単な会話は半年くらいでできるようになると思いますが、語学上級者になるためにはどんなに記憶力がいい方でもやはり5年くらいはかかるのではないでしょうか。
この5年はひたすら単語を覚え、熟語を覚え、ドイツ語の構造を覚え、使える例文を増やすことで5年以降の語学の伸びがだいぶ変わってきます。
わざわざドイツに語学留学しなくても日本で、できることは沢山あるのです。
さあ、今日もドイツ語と向き合いましょう〜
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