ドイツで働くために必要な2つのこと

2017年05月31日

ドイツで働くために必要な2つのこと

6週間、有給休暇の国ドイツ

人間が人間らしく働ける国ドイツ

生産性が高く残業がない国ドイツ

ドイツ(ドイツ語圏)で就職を考えている方、実は意外と多いのではないでしょうか。。。

私は5年前からドイツ語圏で生活をしています。

以前は日本に住んでいました。

夫の仕事の関係で初めてドイツ語圏で生活をすることになったわけですが、5年前はドイツ語は全く話せませんでした。

と言うのも、ドイツ人の夫は13年近く日本に住んでいたので日本語がペラペラなのです。

今でも夫婦の会話は日本語です。

しかし現地に住むとなれば多少のドイツ語は必要だと感じ、現地の語学学校に通い始めました。

35歳、子育て中の主婦がドイツ語のアルファベットの読みからから始めたのです。

勉強を始めてから2年後、私は現地で就職することができました

現地の日系企業ではありません。現地にある会社です。

まあ、運も良かったのだとは思いますが、すべては運ではないと思います。

ドイツ語を勉強し始めてたった2年の私がなぜ、現地企業に就職できたのか、またどうしたら現地採用されたかをお伝えしようと思います。

現地で仕事をゲットするために必要なものは、

ビジネスレベルの語学(ドイツ語もしくは英語)



職務経験

デス!!!

この二つは絶対に必要です。

ドイツ語を学び始めてたった2年の私でしたが、実はこの時点で私のドイツ語のレベルはB1と言うレベルで、決してビジネスレベルではなかったのですが、独身の時のキャリアがここで評価され採用となりました。

以前の仕事はロンドンにある日系企業で働いていたので英語はある程度使えていましたし、面接でドイツ語が出てこなくなっても英語で会話ができたのです。

実はドイツの現地企業でも、別にドイツ語が話せなくても英語が話せれば問題ないと言う企業は多いです。

もちろん多少のドイツ語は必要だと思いますが、中には英語が話せればドイツ語は必要ないという企業もあるようです。

さて、面接についてですが、

こちらの面接で大切なことはとにかく自分をPR、プレゼンすることだと思います。

大学では何を勉強したか、今までの自分はどんな仕事をしてきて、会社ではどのようなポジションにいてどんな仕事を残してきたか、そしてこれから何かしたいか、なぜ今日面接を受けに来たか。。。。などなど、とにかく相手から質問されることに答えていくのではなくて、自分の世界に相手を引き込んでいくのです

もちろん日本語は通じませんので、これらのことをドイツ語か英語でプレゼンしなければならないのです。

現地企業で求められているのは

即戦力!!!

ですので、日本でそれなりの職務経験が有る方は、ドイツで就職できる可能性は高いですよ!!

私も10年近くブランクがありましたが職務経験が有るか無いかでは大きく違いな〜と実感しました。

と言うのは、日本の大学を卒業し就職経験が無いまま海外留学をし、現地男性と知り合って結婚しすぐに子供ができたママさん方は全くと言っていいほど採用されないと嘆いていました。。。

そ〜ですよね〜子供が生まれると約10年くらいは子育てに追われますから、子供も大きくなり、やっと自分の時間ができて、ドイツ語も話せるし、さあ就職だーと言ってもキャリアがないと採用する側も躊躇しますよね。。。

こちらの会社は丁寧に新人研修なんてものはありませんから・・・・しかも30代半ばで就職経験が無い人は日本でもなかなか採用になりませんよね。。。

こちらに来てたくさんの日本人と知り合いましたが、特に女性は人生の中に妊娠・出産・子育てが入って来るので、やはり赤ちゃんを授かる前にある程度のキャリアは築いておいた方がいいと思います。

キャリアがあれば出産後、すぐに仕事に復帰にできるし、子育てをしながらでも続けられる仕事も見つかると思います。

ドイツを含めヨーロッパはかなりシビアな国ですので、そう簡単には仕事は見つかりませんし、もし採用されても実力が無いとみなされるとすぐに解雇されます。

ですので、日本で就職できなくてもドイツで何とかなる〜と安易に考えないでください。

ドイツで仕事がしたいなら、とにかく語学と職務経験です!

そして、現地の面接で大切なのは「相手に“同じ感覚”を持っている」と言うことを感じさせることも大切だな〜と実感しました。

就職したことがある方ならわかると思いますが、その会社の雰囲気に合っているか、と言うことも大切なポイントだと思います。

私たち日本人(外国人)とドイツ人は時々感覚の違いみたいのがあります。

多くのドイツ人は日本人はよく働いてくれるし、責任感もあると思ってくださっているのですが、

仕事の感覚”や“共同体の感覚”みたいのがあまりにもズレていたりすると、キャリアも語学力もあるのに採用のチャンスを逃してしまうこともあります。

この辺はやはり、“その場の空気を察知したり、空気を読める力”なんですが、

意外と私たち日本人は面接時に緊張しすぎて“その場の空気が読めなくなってしまう”ので、とにかくリラックスです!!

最低1回はジョークでも言ってやるぞー、と思っているくらいがいいかもしれませんね。

でもあまりジョークを連発していると「応募する会社間違ってるんじゃない〜」とか言われるかもしれないので、その辺はほどほどに・・・(笑)

それから面接時に大切なのは、自分の語学を証明できるものを持って行くことです

ドイツ語検定でB1に合格しました、と言っても証明する資料が無いと相手は信じてくれませんので、語学の証明できる資料(証明書)をきちんと提出することです。

そしてこちらの面接では、絶対に自分にとってマイナスになることは言わない方がいいです。

会話はできるけど、ライティングは得意ではない・・・とか正直に言わないこと!

Only Positv!!!(ポジティブのみ!!!)

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そして仕事以外の活動なんかをしていたら、そのことも伝えるとすごくプラスになります。

例えば、

★○○と言う団体で子供たちとボランティア活動をしている。とか

★小さいころいからバイオリンを習っていて現在はアマチュアのオーケストラでバイオリンを弾いている。とか

★日本にいる外国籍の子供たちにボランティアで日本語を教えている

などのように、会社外での活動はものすごく高く評価されるようです。

私も面接の時に、

『日本にいたときは、ボランティアで虐待などにより親と一緒に住めない子供たちに、絵本の読み聞かせをしてあげていた』

そして、

『現在は地元の教会の合唱団に所属し、聖歌隊員としてミサで歌っている』

と、言ったらこの話で大変盛り上がり、即採用になりました。(笑)

採用のポイントと言うのは、能力だけではないんだな〜この時すごく実感しました。


最後にもう一度、ドイツで仕事を見つけるためには、

■ビジネスレベルの語学(ドイツ語もしくは英語)



■職務経験

この二つがあればドイツでもドイツ以外の国でも就職可能です!!

チャンスはあなたの近くにありますよ!

私が飛躍的に上達したドイツ語学習はこちら






posted by ドイツ語上達人ゆうこ at 17:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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