夫の仕事の関係で海外に行くことになったけどドイツ語圏・・・となると大抵の奥様方は不安になってくると思います。
さらに都会ではなくて、ドイツの田舎・・・となると不安はさらに大きくなった・・と言う話はよく聞きます。
ミュンヘンやベルリン、ウィーンなどの大都市には日本人がたくさんいますし、日系のお店も多いので全く困ることはないと思います。
とくにケルンやドュッセルドルフには日系の企業が集中しているため、アジアショップやアジア系レストランもたくさんあり、ドイツに住んでいてもほとんどドイツ語も英語も使わなくても快適に生活が送れます。
日本人のコミュニティもこのような都会にはた〜くさんあり、2年間ドイツにいたけれど英語もドイツ語も全く話さなかった・・・という奥様は実はたくさんいらっしゃいます。
事実、大都市にはたくさんの日本人がいますし、必要な現地情報は日本人から日本語で聞き、インターネットを開けば、知り合いがいなくても、知りたい情報はネットから集めることができます。
そして無事に夫の任務も終了し、帰国された奥様達は皆さん「ドイツは安全で本当に快適に過ごすことができたわ」とおっしゃいます。これはこれでよかったな〜と思いますが、皆さんそろって同じことを言うのです。
それは・・・
「ドイツにいたんだからドイツ語勉強してもっと現地の人とお話ししておけばよかった〜」と・・・・(笑)
実は海外に行くと、日本人であるアイデンティティ意識が非常に高くなり、不安もあるので同じ国民同士の結束が非常に強くなるのです。このため日本人同士集まってしまうので、ドイツ語も英語も話す必要がないのです。
しかし、帰国後、もしくは帰国間近になると、皆さん急に「ドイツ人の友達作っておけばよかった〜」とか「ドイツ語勉強して話せるようになっておけばよかった〜」と言い始めます(笑)
前置きが長くなりましたが、今回のテーマ、ドイツ駐在員妻が現地で充実した生活を送るためには、ズバリ言葉なのです。ドイツ語!!
田舎で駐在員妻をされる方はドイツ語は絶対に必要になってきます。
田舎では英語が通じないことが多いのです。分かっていても話したがらなかったり・・・。
田舎で駐在員妻になった方が、ひたすら夫の帰りを待っていた・・・と言っていました。

ドイツの田舎の生活は都会では体験できない美しさがありますから。
そして現地での生活がスタートするとドバーーーーーっと月日は流れていきます。
駐在員の妻曰く、気が付くと、来月で夫の任務終了・・・と言う感じだそうです。
お子さんがいれば、その時間はもっと早く流れていきます。
都会での、駐在員妻の生活は基本的に日本と変わらないと考えてください。
日本人妻同士が集まり日本語を話し、子供は日本人学校に行き、ドイツにある日本人コミュニティーの中の一日本人と言う生活です。
はじめはこのような生活でも満足できるのですが、だんだん現地の生活に慣れてくると、せっかくドイツにいるんだからドイツ人のお友達を作りたいとか、ドイツ語を話せるようになりたいとか、思うようになるようです。
でもドイツ語が話せないと現地のコミュニティーに入れませんし、友達もできませんよね。
あっと言う間に月日は流れ、気が付けば来月帰国しなければならない・・・と言う方が多いのです。
しかし!!!!
ドイツ語が少し話せれば、あなたのドイツ生活は、あなたが今、想像していること以上に素晴らしいものになります。
完璧なドイツ語など必要ないのです。
多少のドイツ語とちょっとの勇気があれば、あなたのドイツ生活は激変します!!!
夫の仕事でウィーンで駐在員妻をしている友人が最近ドイツ語を学び始めました。
もう若くないしこれから語学なんて、しかもドイツ語なんて絶対に無理・・・と思って、彼女はドイツ語を学ぶことを長いこと拒否していましたが、最近語学学校に通い始めました。
語学学校にはドイツ語が話せない外国人しかいませんので彼女も彼らと一緒に学び始めたのです。
リラックスした環境でいろいろな国の仲間たちと、ゼロからドイツ語を始めた彼女は数か月後には簡単な会話ができるようになっていました。
簡単なドイツ語が話せるようになった彼女は、ちょっと勇気を出して、地元の料理教室に参加し、ついに現地のドイツ人のコミュニティーに入ることができ、いつの間にか携帯電話にアルファベットの名前がたくさん登録されていた、と嬉しそうに言っていました。
駐在員妻歴4年目となった友人ですが、1年目と2年目はずっと家にいて、時々同じ日本人妻とおしゃべりをしたりして、週末が来たら夫と一緒にお買い物や旅行に行っていたという彼女ですが、今では夫に頼らなくてもなんでもできると言っていました。
先日会ったときは料理教室の仲間が我が家に来て、自宅で日本料理教室をするんだ〜と言っていました。
最近の彼女は本当に充実しているようで日本に帰りたくないとよく言っています。

あなたがもし限られた数年間の海外生活を有意義なものにしたければ、多少のドイツ語を理解し簡単な会話ができるようになってください。
語学を学ぶことに年齢は関係ありません。
やる気があれば話せるようになります。
私も35歳にドイツにやってきて、35歳からドイツ語を始めました。
もちろん現在も完璧ではありませんが、現地に溶け込んで生活しています。
現地の友人もたくさんいますし現地の企業にも就職できました。
特に田舎生活の場合はドイツ語が話せるか、話せないかであなたの海外生活は大きく変わってくると思います。
地元の人とコミュニケーションが取れれば、あなたのドイツ滞在は素晴らしい思い出になりますよ。
都会生活、田舎生活、とにかくドイツでの生活が充実し有意義な数年間にしたければ、
『多少のドイツ語と勇気』!!
この2つがあればあなたも現地に簡単に溶け込めますよ。
全てはあなた次第!!
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