
先日ドイツ人の友人から「あなたもだいぶドイツ的な考え方になってきたね〜」と言われました(笑)
嬉しいような嬉しくないような・・・・気持ではありましたが、ポジティブに受け取ろうと思います!
今日はそんなドイツ的な生き方について書こうと思います。
私が思うドイツ的な生き方・考え方は、何事にも全力で、与えられた人生を楽しみ、休暇を満喫し、自然を愛して生きることだと思います。
ドイツ人のみなさんって、単純といえば単純なんです(笑)
仕事をするときは全力で仕事をし、おなかがすいたら食事を楽しみ、楽しかったら大きな声で笑い、悲しかったら周りも気にせず泣き、疲れたらとにかく寝る。。。みたいに、その時その時をとにかく全力で、しかも自分に正直に過ごしています。純粋系の猪突猛進タイプが多い国(笑)
傍から見ると、彼らの行動(生き方)があまりにも全力過ぎて見ているほうが疲れてしまうこともありますが、そのような生き方が人生を豊かにしているのだと思います。
では彼らがどのような生き方・考え方をしているのかちょっと詳しく書こうと思います。
ドイツの会社はたいてい朝の8:00ごろから始まります。朝の7時から朝食ミーティングなんていうのもあったりします。16:00時くらいには仕事を終えて、仕事の後は家族や友人との時間を大切にします。残業なんて聞いたことがありませんし、仕事が残っていてもお構いなしに帰ります(笑)しかも金曜日は昼間の12時くらいまでしか仕事をしません。しかし仕事の生産性は非常に高いのです。
仕事に対するドイツ的な考え方は、集中して協力し合い短時間で結果を出すことです。(基本的には残業代は出ないので支払われる時間帯しか仕事はしません。)
彼らの仕事に取り組む姿勢からわかるように、何に対しても全力で集中して成果を出すという事がドイツ的な生き方で大切なポイントになってくると思います。
彼らの全力投球的な生き方はドイツの教育から受けた素晴らしい恩恵だと思います。
そして遊ぶ時(休暇)はとにかくその時を楽しみます。ドイツの法律で決められている休暇は24日間ですが多くの会社では6日多い30日間の休暇を設定しています。中には6週間の休暇を設定している会社もあります。
連続して6週間休暇を取っても構いませんし、2回3回に分けて休暇を取ってもいいのです。(ちなみにフランスの休暇は3か月!!!←フランス人休んでばかりいる〜)
この“6週間休む”という事、日本人から見たらうらやましいことですが、休暇慣れしていない私たちにはどのように6週間休んだらいいのかわからないのです。
こちらに来てわかったことは、休むという事も非常に難しいことだとわかりました。
ドイツ人はこの6週間の休暇はたいてい旅行に行きます。6週間旅行に行く人もいれば、半分は旅行で半分は家を楽しむ…という人も多いですが、住んでいる場所を一時離れる=旅に出るという行動はドイツでは常識といってもいいくらい当たり前に思われています。実際に日々働いていて休暇で旅行に行かないドイツ人にまだ出会ったことがありません。
なぜそんなに旅行に行くのか?と聞いてみたらドイツ人の友人曰く、「もちろん他の国に行き、ほかの国の文化や食べ物を知ることも楽しみの一つだけれども、毎日毎日、仕事や家事育児に追われているので実際に環境を変えないと休みモードにならない」と言っていました。
確かにあれだけ全力で生きていたら6週間の休暇は必要ですね。ところで、ドイツ人の休暇の過ごし方は日本人とはかなり違います。。
基本的に休暇では彼らは何もしません(笑)例えば3週間海がきれいなリゾート地に休暇で行ったのなら、3週間浜辺で朝から晩まで本でも読みながら、時々海に入り食事はレストランに行き、暗くなったらホテルに戻るという過ごし方です。
私たち日本人にはこのような休暇はちょっと飽きてしまうと思いますが、彼らはこのような自然の中で何もしないで過ごす休暇が好きなのです。

現地で国際結婚をした日本人が集まり休暇の話題になると、たいてい『休暇がしんどかった・・・・』と言う話になります(笑)私の夫は山が好きなので毎年アルプスの山の中に行かなくてはならないのですが、アルプスの山の中は何もないんです・・・毎日ハイキングと山を見て過ごすのみです(笑)



そして自然を愛するという事がとても大切なドイツ的生き方だと思います。
森の民族ともいわれているドイツ人はとにかく自然の中をよく散歩します。ドイツにはミュンヘンやベルリンなどの大都会でも緑が非常にたくさんあります。
長い冬が終わりちょっと暖かくなるとママと子供が公園内をお散歩していたり、おじいちゃん・おばあちゃんが杖を持ちゆっくりゆっくりお散歩していたり、会社帰りにわざわざ緑の中の道を選んで帰宅したり、もちろん週末は家族で森の中にお散歩に行き森林浴を楽しんだり・・・と、とにかく自分の足で歩き、森林浴を楽しみ、自然界から与えられるパワーのようなものを充電しているのです。
彼らは1年中散歩をします。秋になり、葉っぱが落ち枝だけになった森の中を、落ち葉を踏みながら、また冬になり、真っ白い雪が積もった森の中をひたすら歩きます。
このようにドイツ人は自然を愛することを非常に好みますし、彼らの細胞が自然を求めているのです。

ドイツ人と国際結婚を考えているあなた、“お散歩”、覚悟してくださいね〜(笑)歩く時間が30分とかではないですから・・・数キロ、数時間・・・・
何事にも全力で結果を常に意識し、与えられた人生を楽しみ、休暇を満喫し、自然を愛する
これがドイツ的生き方です!!
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