
ドイツ語の『入れる』と言う表現はた〜くさんあります。
日本語なら、『空気を入れる』『手紙をポストに入れる』『水をバケツに入れる』『ポケットに手を入れる』『本を本棚に入れる』『リンゴを箱に入れる』そして『手に入れる(取得する)』も『頭に入れる』もぜ〜んぶ『入れる』と言う一単語で表現可能です。発音も同じです。
しかし、ドイツ語ではなんと、ぜ〜んぶ違うのです(涙)

私が持っている辞書を見てみると、『入れる』というドイツ語は以下のような単語が出てきます。
Bringen (ブリンゲン)
Hineintun(ヒンアイントゥン)
Einsetzen(アインゼッツェン)
Einstellen(アインシュテレン)
Einnehmen(アインネーメン)
Einschließen(アインシュリッセン)
Einpacken(アインパッケン)
しかし実際にはこれだけではありません。実は辞書には載っていない『入れる』と言う表現はたくさんあるのです。

では見ていきましょう〜

空気を入れる
Frische Luft einlassen.
(フリッシェ ルフト アインラッセン)
*ちなみに『換気をする』ことをlüften(ルフテン)
手紙をポストに入れる
Einen Brief in den Postkasten einwerfen.
(アイネン ブリーフ イン デン ポストカステン アインヴルフェン )
水をバケツに入れる
Wasser in den Eimer gießen
(ヴァッサー イン デン アイマー ギーセン)
ポケットに手を入れる
Die Hände in die Taschen stecken
(ディ ヘンデ イン ディ タッシェン シュテッケン)
本を本棚に入れる
Einen Bücherschrasnk mit Büchern packen
(アイネン ブッヒャーシュランク ミット ブッヒェン パッケン)
林檎を箱に入れて送る
Äpfel im Kasten schicken
(エプフェル イム カステン シッケン)
*『入れて送る』は“送る”と言うドイツ語schicken(シッケン)の中に“入れて”が含まれていると考えてください。
お茶を入れる
Eine Tasse Tee zubereiten
(アイネ タッセ テー ツーベライテン)
お客を客間に入れる
Die Gest ins Empfangszimmer führen
(ディー ゲステ インス エンプファングスツィンマー フーレン)
手に入れる(取得する)
Bekommen
(ベコーメン)
頭に入れる
Im Kopf behalten
(イム コプフ ベハルテン)
宝石を指輪に入れる
Einen Edelstein in einen Ring einsetzen
(アイネン エルドシュタイン イン アイネン リング アインゼッツェン)
学校が生徒を入れる
Die Schule nimmt Schüler auf.
(ディー シューレ ニムトゥ シューラー アウフ)
*ここでのaufnehemは“入学させる”と言う意味。分離動詞。
親が子供を学校へ入れる
Die Eltern schicken ihr Kind in die Schule
(ディー エルタン シッケン イーレ キントゥ イン ディー シューレ)
中に入れて〜
Lassen Sie mich hinein!!
(ラッセン ジー ミッヒ ヒンアイン)
このように、シチュエーションにより表現がぜ〜んぶ違うのです。
『入れる』に関しては日本語よりも難しいですね。。
とにかくその場、その場のシチュエーションで使うべき表現を、ひとつづつ覚えていかなければなりません。
ここに紹介したのはほんの一部です。『入れる』と言う表現はこの他にもたくさんあります。
どれも日本語に訳すと『入れる』ではありますが、適当には使えないことを頭に入れておきましょう〜
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