
ドイツ語を学び始め、比較的最初のほうに学ぶのが、『お元気ですか?』という挨拶表現。
日本の大学やドイツ語教室では、
親しい間柄なら、Wie geht’s dir? (ヴィ ゲーツ ディア?)
で、
初対面の方や目上の方には、Wie geht’s Ihnen?(ヴィ ゲーツ イーネン?)
と習いませんでしたか?
もちろん完璧です!
疑問詞のwie?を使い、“どのような気分なのか”を伺っていますね。
現地ではWie geht’s dir? や Wie geht’s Ihnen?よりも好まれて使われているフレーズがあります。

Geht’s dir gut? (ゲーツ ディア グットゥ?)
Geht’s Ihnen gut? (ゲーツ イーネン グットゥ?)
という表現です。
初めて耳にしたときは、“・・・?”という感じでした(笑)
日本で何百回も、『お元気ですか=Wie geht’s dir/Ihnen?』と教わってきたので、Geht’s dir /Ihnen gut?と聞かれても『お元気ですか?』と質問されているとは思わなかったのです。
だって、“wie?”が使われてないいから。。。
でもgutが聞き取れたので、とりあえず、小さな声でja....(はい。。。)とか言ったのを今でも覚えています。
ちょっと緊張もしていたので、体調が悪そうに見えて声をかけてくださったのかな・・・と勘違いしました(笑)
Geht’s dir gut? も Geht’s Ihnen gut?も
同じく『お元気ですか?』という意味です。
Wie geht’s dir? や Wie geht’s Ihnen?よりも少々カジュアルな感じです。
友人の間になると、もっと簡単に短縮になります。
Wie geht’s ?(ヴィ ゲーツ?)
とか
Geht’s gut?(ゲーツ グットゥ?)
という感じに、短くなります。
Wie geht’s dir/Ihnen? = Geht’s dir/Ihnen gut? = Wie geht’s = Geht’s gut?
すべて『お元気ですか?』という表現です。
このように聞かれたら、
とってもいいよ!
Danke!Mir geht’s gut.
(ダンケ!ミア ゲーツ グーットゥ)
そんなにはよくないんだよ・・・
Mir geht’s nicht so gut...
(ミア ゲーツ ニヒトゥ ソー グーットゥ)
悪い
Mir geht’s schlecht.
(ミア ゲーツ シュレヒトゥ)
と言いましょう。

ところで、geht’sはgeht esの省略形となります。
発音はgeht’s(ゲーツ)の後に気持ち小さくsを言う感じです。
Geht esは『ゲーツ エス』とはっきり『エス』と言いましょう。
こちらにきて思ったことは、生きたドイツ語は短縮されている・・・ということ。。
その短縮形が何なのか、わかるまでは時間がかかりましたが、慣れてくると短くていいやすいですよ。
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