" Hallo, wie geht´s?"
(ハロー、ヴィーゲーツ?)
「やぁ、調子どう?」
は気さくな間柄でよく使われる表現です。
あまり親しくない人や敬意を示さなくてはならないような相手には
" Guten Tag, wie geht es Ihnen?"
(グーテンターク、ヴィー ゲート エス イーネン)
「こんにちは、ごきげんいかがですか」
そして、その質問に対する答えで「私は元気です!」と言いたいときは、
"Mir geht´s gut!"
(ミア ゲーツ グート)
反対に調子がいまいちのときは、否定の nicht が gut の直前に入れて、
"Mir geht´s nicht gut..."
(ミア ゲーツ ニヒト グート)
というのが一般的ですね。
また、Wie geht´s のほかに「お元気?」というのに下のような表現もあります。
" Alles in Ordnung? "
(アレス イン オートノン)
※Ordnung は辞書には「オるドヌんぐ」と書いてありますが、実際には「オートノン」に近く聞こえます。
Ordnung は語尾がnungなので女性名詞、整理整頓や秩序というのが元々の意味。
そして in Ordnung sein で熟語になって、「物事が順調である、人が健康である」という意味になります。
理路整然としたものが好まれるドイツなので、in Ordnung で「お元気?」になるのは、とてもドイツ語らしい表現。
Mir geht´s gut のお返事に飽きてきたら、
" Alles in Butter ! "
(アレス イン ブッター)
直訳すると「すべてはバターのなかに」意味は、「元気!」になります。
これは、揚げパンのなかにジャムが入ったBerliner (ベルリーナー)というお菓子を売っている店が初めにつかった表現だと言われています。

Berliner
うちの店のベルリーナーにはマーガリンなどの安い油ではなく、ちゃんとバターを使ってますということを強調して "Alles in Butter." を掲げていたとのこと。
それが転じて「すべては順調だ」=「調子いいよ」=「元気!」の意味で使われるようになったというのは興味深いことですね。
納得がいくようないかないような...

このような慣用句は直訳から実際の意味が想像できない場合が多いので、一つ一つおさえていきましょうね。
" Alles in Ordnung?"
" Alles in Butter!"
「大丈夫ですか?」
「すべては順調です!」
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