ドイツ語「見る」の使いわけ

2016年02月11日

ドイツ語「見る」の使いわけ

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ドイツ語の「見る」という動詞は、バリエーションの多い動詞です。
sehen (habe … gesehen)
ansehen (habe … angesehen)
schauen (habe … geschaut)
anschauen (habe … angeschaut)
gucken (habe … geguckt)
…等。

たとえば「私は、テレビで映画を見ました。」と言いたいとき、どの動詞が適切なのでしょう?

通常、sehenは「(単に、短い間)見る」、schauen は「(意識的に、一定の時間)見る」と使い分けられていますが、guckenは日常会話でよく耳にします。

単に偶然「見たよ」と言いたいときは、

"Ich habe einen Film im Fernsehen gesehen."

もともと計画されていて予定通り「見た」場合や「鑑賞した」というニュアンスなら、

"Ich habe mir einen Film im Fernsehen angeschaut/angesehen"

注意しなくてはならないのは、4格の目的語の前に、3格のmir が入ること!

これで「じっくり鑑賞した」感を醸し出すのでしょうね。

さらに、gucken は、sehenの口語形だと辞書にありますから、

"Ich habe einen Film im Fernsehen geguckt."


と話し言葉で答えるのには全く問題ありませんが、真面目に書きたい文章などには、guckenを使わない方が良いということなのでしょう。

余談ですが、gucken の g の発音は、日本語の「グ」よりは「ク」に近い音に聞こえます。

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posted by ドイツ語上達人ゆうこ at 19:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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