朝、目が覚めると外は Schneelandschaft(雪景色)でした。
今週末は Der erste Advent(第1アドベント)ですから、大急ぎで冬支度を整えたかのようです。
アドベントというのは Weihnachten (クリスマス)をワクワク心待ちにするための期間。
通常は第1アドベントの日からKaffeezeit

さて、今回は名詞の性について書こうと思います。
ドイツ語の名詞には、男性名詞、女性名詞、中性名詞の三種類がありますよね。
なぜ名詞に性があるのかという問題は、現代ドイツ語の祖先、インド・ヨーロッパ祖語に遡って考えないとなりません。
もともと性というのは、人が対象をどのように認識しているかを分けるものだったのですが、私たちが学んでいるドイツ語の性はずいぶん恣意的になってしまっていて、法則というものを見つけるのは難しくなっています。
でもやっぱり少しでも楽に覚えたいもの、私は色を使います。
男性は青などの寒色系、女性は赤などの暖色系、そして中性は緑のペンを使って線を引くだけなのですが、
同時に頭の中でその単語の意味をその色にしてみると効果は倍増します!
ちょっと試してみましょう。
Ich finde das Arbeitzimmer zu chaotisch, den Flur zu dunkel, die Küche zu groß und den Balkon zu klein.
(仕事部屋は混沌としているし、廊下は暗いし、台所は広すぎるし、ベランダは狭すぎると思う。)
Ich finde〜に続くのは4格の名詞で、性がわかりやすくなるように1格の冠詞をつけると以下のようになります。
das Arbeitzimmer - das 中性
den Flur - der 男性
dir Küche - die 女性
den Balkon - der 男性
これを踏まえて下のように線を引いてみましょう。

そして、緑の仕事部屋、青い廊下、赤い台所、青いベランダを思い浮かべてください。
名詞の性を色のグループでとらえるようにしていると、各グループの特性が自然に分かってきて、新しい単語がでてきたときにも推測ができるようになります。
そうなると文法書にずらっと並んでいる覚えにくい法則も案外飲み込みやすくなりますよ。
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