ドイツの11月半ばは、秋も深まり... というより、ほぼ完全に秋は過ぎ去って冬がきています。
けれども今年は例年に見られないほど暖かいそうで “Keine weiß Weihnacht?”🎄 (ホワイトクリスマスにはならないかも?)とささやかれるほどなのです。
暖かいといってもそれはもちろん比較的ということで、やはり朝夕は冷え込むので、寒がりな私はHeizung(暖房)なしでは生きてはいけません。
ドイツ語で「寒〜い!」と言いたい時は
Mir ist kalt.
ミア イスト カルト
英語を勉強した人は “I am cold.” に引っ張られて * Ich bin kalt.* とやってしまいがちですが、そう言うと意地悪ドイツ人から、
“ Bist du schon tot?”(あなたはもう死んでしまったのですか?)
とニヤリとされるかもしれませんね。💢
本来ならば、形式主語の es を用いて Es ist mir kalt. とすべきところですが、寒い時に長い文を言いたくないのでしょう、余計なものは省略されています。
この他にも「寒い」という表現があります。それは、
Es ist frisch.
エス イスト フリッシュ
形容詞 frischは、例えば空気や食べ物が「新鮮な」という意味で使われるので、私はこれを初めて聞いたとき、一体なにが新鮮なの!と思ったものですが、frischには「ひんやりした」という意味もあるんです。
けれどもよくよく聞くとfrischはkaltより寒くないそうで、寒さ度合いを図式にするとこんな具合になります。
frisch < kalt
寒い土地ならではの細やかな表現、ということでしょうか。何度以下からkaltを使うのかは人それぞれでしょうけれども。
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