長い冬が終わり春の息吹とともに、市場に顔を出す“白くて細長い野菜”があります。
売られているのはSpargel(シュパーゲル)!
この時期になると街の中心や道路わきに小さな小屋が立てらてSpargel(シュパーゲル)が売られ始めます。朝取りのアスパラガスの直売店です。
Spargel とはアスパラガスの事です。ドイツではアスパラガスといえば、白!!というくらいグリーンアスパラよりも親しまれています。
発音は、シュパーゲルです。(Spargelと書くが読み方はスパーゲルではない)
ドイツ人にとってはこのアスパラガスは特別な食べ物。
冬が長いドイツに住む人にとって春の訪れは本当に嬉しいもの。アスパラガスが売られ始まるとなんだか気分もルンルンしてしまうほどです。
このアスパラガス、実はとても高価な野菜なんです。
輸入産は比較的お手ごろな値段ですが、ドイツ産となれば1キロ7〜8ユーロ、高いものだと10ユーロ以上します。
しかし、ドイツ人はどんなに高くてもドイツ産にこだわり、普段はケチ(倹約好き!)な彼らもこの野菜にだけは惜しみなくお金を出すのです。一度食べれば判りますが、やはり輸入産とは比べ物にならないほどやわらかく美味しいのです。
調理法と食べ方
根元部分を1〜2センチくらい切り落とし、穂先から根元に向かい皮を剥きます。(絶対に皮を剥いてください。剥かないと白アスパラガスは硬くて食べられません。注意:グリーンアスパラガスは根元部分だけ皮を剥いてください。)
沸騰したお湯の中にButter(ブッター:バター)、Zucker(ツッカー:砂糖)、Salz(ザルツ:塩)を入れ15〜17分茹でて、溶かしバターもしくはHollandaisesoße(ホーランデーゼソーセ)と呼ばれている卵黄とバターでできた濃厚なソースをつけていただきます。(注意:Hollandaisesoßeは超高カロリーなのでカロリーが気になる方はカロリー控えめのButterのほうがいいかも。)
そして茹でたKartoffel(カルトッフェルン:ジャガイモ)とSchinken(シンケン:ハム)を添えていただきます。Spargelがメインなお料理です。
Spargelはドイツ国民に最も人気がある野菜“Volksgemüse(フォルクスゲムーゼ)”とも呼ばれています。
また、ドイツのシュパーゲルのシーズンは、例年4月の上旬頃に始まり、6月24日(洗礼者ヨハネの祝日)に終りを告げます。この時期にのみ食べられる、まさに貴重な旬の野菜なのです。
シュパーゲル料理は少し高めですが、日本ではなかなか味わえないとてもドイツらしい食材なので、この時期にドイツ旅行をされる方はぜひ試してみてくださいね!
お土産にはインスタントのSpargelcremesuppe(シュパーゲルクリームズッペ)もお勧めです。1ユーロ前後でスーパーで簡単に購入できますよ。
注:アスパラガスを食べると尿の匂いがきつくなると感じる人が多いようですが、これはアスパラガスの成分が一つの原因だそうです。翌日には匂いも消えますので心配しないでくださいね。
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