日本で花粉症に悩まされた方がドイツに来てピタッと治まった!と言う方多いのではないでしょうか?
日本の花粉症の主な原因は、杉の花粉やヒノキの花粉だと思います。実はドイツにはこれらの樹木は全くないわけではありませんが、非常に少ないと言っていいでしょう。
なので、日本ではひどい花粉症の方がドイツに来ると、ほとんどこれらの樹木に対してアレルギー反応を起こさなくなります。
しかし!!ドイツにも花粉症でつら〜い思いをされている方は沢山いるのです。
ドイツの花粉症の代表樹木・植物といえば、
■Birken(ビルケン)・・・白樺の木
*花粉の飛散は3月〜5月が多い。ピークは4月〜5月。
*5月には白樺の葉や花で飾りつけた5月のお祭りMaibaum(マイバウム)があります。この辺りから症状は治まってきますがアレルギーの方にはあまり楽しめないお祭りになってしまいますね。。
(参考に・・↑Maibaum)
(注意:各町・村によりMaibaumに付けられる飾りは違うので必ず白樺の葉や花が飾られているわけではない。)
■Kastanie(カスターニエ)・・・マロニエの木[トチの木]
*日本の栗のような実を付ける木ですが、イガイガの中に入った実はとても固くて一般的には食べません。馬やリスが食べる実です。子どもたちが遊びで集めたりもします。
(↑こんな実です)
*ちなみに日本で言う“栗”はMaroni(マローニ)と言う
*実がなるのは秋ですが、花粉が飛ぶのは5月〜6月が多い。どこの公園にも必ずある樹木。私は日本では花粉症ではありませんでしたが、ドイツに来てkastanieの花粉症になり花粉が飛ぶ時期は辛くて外出はできないほどです。
■Haselnuss(ハーゼルヌッス)・・・・ヘーゼルナッツの木
*このヘーゼルナッツは冬のまだ雪が残る寒い時期に鶯色の小さな芋虫みたいな穂がの枝について、いっせいに大きくなり、時期が来ると黄色の花粉をそこらじゅうに飛ばしはじめます。枝がクネクネしていて面白く実も付けてくれるし、見ていても楽しいのでお庭に植えている人も多い植物です。
■Gräser(グレーサー)・・・イネ科の草
*イネ科の草といっても様々ありますが代表的なのは芝生です。ドイツ・ヨーロッパではそこらじゅうに生えているので芝生に反応してしまう人は本当に可愛そうです。お天気のいい日に家族でお散歩どころではないのです。
*イネ科の花粉の飛散時期は長く4月〜8月。
“花粉症:役に立つドイツ語”
★花粉症 Heuschnupfen(ホイシュヌプフェン)・Pollinose(ポリノーゼ)
★花粉Pollen(ポーレン)
くしゃみが止まらない
Ich muss immer niesen.
(イッヒ ムス インマー ニーゼン)
*niesen(ニーゼン)は“くしゃみをする”という動詞になります。また名詞になるとdas Nisen 。発音的には同じ。
*直訳すると『私は常にくしゃみをしなければならない』になりますがこのように表現します。
目がかゆい
Die Augen Jucken
(ディー アオゲン ユッケン)
鼻水が止まらない
Die Nase läuft.
(ディー ナーゼ ロイフトゥ)
ドイツの花粉症の症状は鼻よりも目にくるかたが多いようです。眼科で目薬を処方してもらうとだいぶ楽になります。
日本では花粉の時期はマスクをして対策している方が多いですが、ドイツではマスクをつける人はほとんどいません。ほとんど売られてもいません(医療用のみ)のでマスクをつけて街を歩くのはちょっと勇気が必要です。
しかしこちらではApotheke(アポテーケ:薬局)で花粉症を和らげるハーブティーなどが豊富にありますので症状が軽い方は市販のもので乗り切っているようです。
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