復活祭に関する文化・習慣とドイツ語

2015年03月28日

復活祭に関する文化・習慣とドイツ語

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春が姿を現すころ、大切な宗教行事、Ostern(オースタン)が毎年やってきます。かわいい

日本語では『復活祭』英語では『Ester(イースター)』と呼ばれています。

Osternとはキリストが十字架に架けられて亡くなった後、3日目によみがえったことを祝う大切な祝祭日の一つです。

注意exclamation×2:Ostern はクリスマスとは違い毎年祝祭日が変わります。春分の日の後に来る最初の満月の次の日曜日とされています。

では、Osternに関する文化・習慣そしてドイツ語

Karfreitagカーフライターク)・・・聖金曜日(キリストが十字架に架けられた日)

聖金曜日、通常15時から教会で礼拝・ミサが始まります。復活祭までの間、教会の鐘は鳴らなくなる。

なぜ15時から教会で礼拝・ミサが始まるのかと言うと、金曜日の15時あたりに、キリストが息を引き取られた(亡くなった)からと言われている。

Karsamstagカーザムスターク)・・・聖土曜日

Karsamstagの過ごし方は、土地によりかなり違いがある。

北ドイツや中部ドイツでは、夜にイースターファイヤーをするそうです。火の周りでは市民が集い、ビールやホットワイン、バーベキューなどを愉しむ場にもなっている。

Osternsonntagオースタンゾンターク)・・・復活祭(キリストが復活をした日)

Osternsonntagの朝は子どもたちは大忙し。Osterhase(オースターハーゼ)と呼ばれている復活祭の朝にやってくる“復活祭のウサギ”が各家のお庭や室内に復活祭の卵(Osterei)を隠して行くのです。子どもたちはこの卵探しをとても楽しみにしています。

osterei.jpeg
(このように見つけやすい場所に隠されていたり、土の中に隠されていたりする。)


Osterhaseオースターハーゼ)・・・復活祭の卵を子どもたちに持ってくる、復活祭のウサギ。

Ostereiオースターアイ)・・・復活祭の卵。卵といっても生卵ではなく、殻が色付けされたゆで卵や、卵形のチョコレート。

osterei2.jpeg
(芸術的なデコレーション)

クリスマスとこの日だけは皆で教会に行くという家族が多い。教会でミサを授かった後は復活祭の大食事会!実家に帰省し兄弟そしてその家族と賑やかに食事をする人が多い。

・復活祭に食べる食事といえば、Osterlamm(オースターンラム)・・・子羊のステーキ

子羊のほかにウサギ肉のステーキ、焼いた鶏肉や蒸した鶏肉、子牛などが饗される。また、卵やバターをふんだんに使ったパン やケーキも焼かれる。とにかく40日間にわたる断食期間の後なので人々は食べまくる。。。

osterlamm.jpeg
(子羊の形をしたケーキ)

Osternmontagオースタンモンターク)・・・・聖月曜日(キリストが2人の若者の前に姿を現した日)

*Ostermantagは『エマオの日(Emmaustag)』とも呼ばれている。

エマオとはエルサレムに近い村の名で、復活したキリストは、エマオに向かっていた二人の若者の前に姿を現したという。この日は、家族で自然の中を散歩するのがドイツ人の習慣だそうです。

日本では復活祭はクリスマスほど知られていませんが、ドイツではクリスマスと同様、家族と一緒に過ごす大切な日。大きな町ではOsternmarkt(オースターマルクト:復活祭のマーケット)も登場し、私たちを楽しませてくれます。

この時期ドイツに来たら是非Osternmarktに足を運んでみてください。

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posted by ドイツ語上達人ゆうこ at 00:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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