
ドイツ語圏の1月2月の寒さは半端じゃありません。
“太陽も2週間見てない”なんてことは冬のドイツでは日常的なことです。
ドイツは北よりも南のほうが寒いのですが、冬場の夜の気温はマイナスが当たり前で、2月に入ると夜の気温がマイナス20度!!なんていう日も度々です。
そんな寒さをぶち壊す、冬のイベントが、Karneval(カーニバル)もしくはFasching(ファッシング)です。
この二つは、言い方は違いますが、同じことをさしています。
日本語では、『謝肉祭』にあたります。
Karnevalと言う呼び方は、ライン湖畔エリアでの言い方で、南ドイツやオーストリアではFaschingと言う言い方になります。
このイベントで何をするかというと、仮装して街を練り歩くのです。
普段厳格といわれているドイツ人にとっては、大はしゃぎができるとっても大切なイベントのようです。
もちろん、幼稚園や学校でも必ず盛り込まれているイベントの一つになり、子どもたちも楽しみにしています。
ドイツではキリスト教(カトリックとプロテスタント)が主な宗教なので、キリストが復活する46日前を
『灰の水曜日』といい、この前の数日間ドイツ人は狂ったように騒ぐのです。
なぜなら、『灰の水曜日(Asche Mittwoch:アッシェ ミットヴォッホ)』からキリストの復活(復活祭)までの間はキリストを慎み、暴飲暴食をせず静かに過ごさなければならないので、その前に大騒ぎをしておこうというがこのイベントの始まりだそうです。
Karneval/Faschigでは必ず仮装をするのですが、小さな女の子はお姫様や妖精が人気で、男の子は海賊やヒーロー系のキャラクターが人気です。
なのでこの日、幼稚園ではお姫様が何人も登場します。


ではkarneval/Faschingで子どもたちに人気の仮装とドイツ語です。
お姫様・・・Prinzessinen(プリンゼジーネン)もしくは prinzesschen(プリンツェツヒェン)
*“シンデレラ”の事をChinderella(発音注意

*“白雪姫”の事をSchneewittchen(シュニーヴィットゥヒェン)
妖精・・・Fee(フェー)もしくはElfe(エルフェ)
天使・・・Engel(エンゲル)
ピエロ・・・Pierrot(ピエロット)
小人・・・Zwerg(ツヴェルク)
*家の中にすんでいる小人をKobold(コーボルト)と言う。
警察官・・・Polizist(ポリツィスト)
海賊・・・Pirat(ピラート)

小学生になるとユーモアも出てきて
患者・・・Patient(パツィエント)
フランケンシュタイン・・・Frankenstein(フランケンシュタイン)
にんじん・・・Karotte(カロッテ) もしくは Möhre(ムーレ)
サッカーボール・・・Fußball(フッスバール)
などなど。。。ユニークな手作りの衣装も見かけます。
衣装だけではなく、顔にもしっかりとメイクもするのがドイツ流です。
メイクセットはスーパーなどで3€前後で購入できます。
そして最後に、Karneval/Faschingの期間中(お正月明けくらいから)どこのBäckerei(パン屋)でも売られているのが、Krapfen(クラップフェン)と呼ばれる揚げ菓子です。ドーナッツのような生地の中にジャム(たいていはあんずのジャム)やバニラクリーム、ヌガートが入っています。
*ガートはやわらかいチョコ
中身が気になる方は確かめてから購入しましょう。
中身は何ですか?
Was ist drinnen?
(ヴァス イストゥ ドリネン?)

生地自体はそんなに甘くはないのですが、揚げてあるのでお腹にどっしりきます。大きさも意外と大きく、食べ応えもありカロリーもかなり高め。。でもこの時期にドイツに来たら絶対に一つは食べてみてくださいね。
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