
ドイツ人の性質・性格の一つとして、“節約意識が非常に高い”“節約的行動”“無駄がない”など思っている方は少なくないと思います。
実際にドイツ人と一緒に生活をしてみると、共同生活2日目くらいから、かなり細かくいろいろなことを指示されるでしょう。
例えば、『無駄な買い物はしない』『使っていない場所の電気は消す』『食べ物は残さない(食べられる分だけとる)』『暖房の温度は20度まで』なかには『毎日お風呂には入らない・シャンプーは3日に1回』なんて方もいました。
特に、食べ物と洋服、そして日常の生活に関しての、節約意識が非常にあるなと思いました。
経済的・生活レベル的には、日本もドイツもたいして変わらないのですが、やはり国民性の違いなんでしょうか、生活に対する生き方・考え方はずいぶんと違います。
このような節約行為は、ドイツでは非常に賛美される傾向があります。
そして、このような行為をドイツ語でSparen(シュパーレン)といいます。
意味は@お金をためる・貯金をする A節約・倹約をする・残す
エネルギー・体力などを残す・ためる時にもこのSparenを使います。
お金をためる(貯金をする)
Geld sparen
(ゲルト シュパーレン)
時間を節約する
Zeit sparen
(ツァイト シュパーレン)
体力を残す
Kraft sparen
(クラフト シュパーレン)
食費を節約する
Am Eseen sparen
(アム エッセン シュパーレン)
などなど。。。
このsparenを使ったドイツ語のことわざなんかもあります。
Spare in der Zeit,so hast du in der Not
(シュパーレ イン デア ツァイト、ゾー ハストゥ ドゥー イン デア ノット)
意味は、『備えあれば憂いなし』(ふだんから節約しなさい、そうすれば困った時に蓄えがあることになるから)
この辺の生き方は、私たち日本人と似ていますね。

〈素敵な街灯も深夜には消えてしまいます。何のための街灯なんでしょうかねぇ。。。(笑)〉
さて、節約・倹約好きな彼らはSparenしたお金をどこに使うのか、と言うことになりますが、ひたすら貯金していると言うわけでもなさそうです。
大半の方が、年に2回ほど行く数週間もの旅行や、理想のマイホームに使っているようです。
この生き方こそがドイツ流なのかもしれませんね。
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