
ドイツ語を勉強し始めの頃、lerntという言葉を辞書で引こうとしても見つけられませんでした。
何故か。
人称変化しているのです。
「人称変化って何?」
実はドイツ語は人称によって動詞が変化してしまうのです。
つまり主語によって動詞が変わる。
例えば「lernen(レルネン)/学ぶ」という言葉。
Ich lerne Deutsch.イッヒ レルネ ドイチュ(私はドイツ語を勉強します)
Du lernst Deutsch.ドゥー レルンストゥ ドイチュ (君はドイツ語を勉強します)
どちらも主語が違うだけで同じ内容ですが、動詞がちょっと違いますよね。
これが人称変化です。
動詞は人によって変わってしまう、八方美人なやつなんです

単数 ich lern-e 私は学ぶ du lern-st キミは学ぶ
er/sie/es lern-t 彼(彼女・それ)は学ぶ
複数 wir lern-en 私達は学ぶ ihr lern-t キミ達は学ぶ
sie lern-en 彼(女)らは学ぶ
ややこしい

いえいえ、エストテンテンと覚えれば簡単です
(Sie(あなた)は常に原型の形をとるのでぬかしています)
lernの部分を語幹、-enの部分を語尾といいます。
人称変化で変わるのは語尾だけです。
語幹は一部の例外を除いて変わりません。
では、辞書で「lernst」という言葉を調べたい時にはどうすればいいか?
Q.動詞は不定形で引く。
「不定形ってなに

不定形とはまだ動詞が定まっていない形。
英語で言う動詞の原形にあたるもので、ドイツ語ではSie(あなた)は常に不定形をとります。
そして不定形は語尾が-enだと思っていてください。
もし動詞を調べようと思って見つからない場合語尾を-enに変化させてみましょう

英語も話せなかった私が、たった3か月でドイツ語を習得した方法はこちら

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